妊活を始めると「自分は妊娠できる体質なのか?」「不妊症を調べる方法は?」などの悩みや疑問を持つ女性も少なくありません。妊娠する確率には年齢や生活習慣、ホルモンバランスといった様々な要素が関係してきます。
この記事では20代~40代の妊活女性に向けて、妊娠しやすい身体のチェックポイントを分かりやすくまとめました。
婦人科に行く前のセルフチェックとして、自分の体質や妊娠に影響する身体のサインを一緒に確認してみましょう。
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妊娠出来るかをセルフチェック|自分の体質や妊娠力を確認【20代~40代】
ここでは自分の体質を知るためのセルフチェックポイントをまとめました。以下の質問に対して「はい」の数が多い女性ほど妊娠しやすいと考えられます。
| 項目 | セルフチェックポイント |
|---|---|
| 生理が遅れない・規則正しい月経サイクル | ・生理周期は25〜35日でおおむね一定している ・生理痛はあっても生活に支障がない程度 ・おりものの変化(排卵期の伸びる粘液状など)に気付く |
| 低温期と高温期の体温差 | ・低温期の体温がおおむね36.2~36.5℃で安定している ・低温期と高温期の体温差がしっかりと確認できる ・慢性的な冷え性ではない |
| 適切な体重管理・栄養バランス | ・体重が標準(BMI値:18.5〜25.0)の範囲にある ・過度なダイエットをおこなっていない ・妊活に必要な栄養素を十分に摂取している |
| 妊活に適した生活リズム・生活習慣 | ・喫煙しない(または禁煙している) ・アルコールは週1〜2回、少量程度 ・栄養バランスの取れた食事を意識している ・1日7~8時間の睡眠時間が確保できている ・定期的に軽い運動(ウォーキングなど)をしている |
| 婦人科系疾患の有無・性感染症の罹患歴 | ・子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫などを指摘されたことがある ・生理痛が年々強くなっている ・クラミジアなどの性感染症に罹ったことがある ・婦人科検診・子宮がん検診を2年以上受けていない |
20代~40代の女性は、それぞれの項目を確認し自分が妊娠しやすい身体なのか、改善すべき部分はどこなのかをチェックしてみましょう。
妊娠しやすい体質チェック①生理が遅れない・規則正しい月経サイクル

妊娠しやすいかどうかを調べる上で「生理のサイクルが規則正しい」というのは重要なポイントです。
いつも同じタイミングで生理がくる女性とそうでない女性では、排卵日の予測のしやすさが変わってきます。
どれだけ妊活に力を入れても、タイミング法で自然妊娠を目指す際には排卵日の2日前~当日に性行為をおこなわなければ意味がありません。その点を踏まえて、以下のセルフチェックポイントを確認してみましょう。
- 生理周期は25〜35日でおおむね一定している
- 生理痛はあっても生活に支障がない程度
- おりものの変化(排卵期の伸びる粘液状など)に気付く
生理の周期が不安定になる原因としては、主に睡眠不足・過度なダイエット・ストレス・激しい運動などが挙げられます。
一方、慢性的に生理の周期が乱れている場合には卵巣や子宮などの疾患が原因かもしれませんので、一度婦人科で検査を受けてみましょう。

妊娠しやすい体質チェック②低温期と高温期の体温差
低温期と高温期の体温差がハッキリと確認できる女性は排卵日が予測しやすく、その繋がりとして妊娠しやすいと考えられています。
大切なのは体温自体ではなく、正常な月経周期の卵胞期には低い体温を、黄体期には高い体温を示す2相性のパターンが認められることです。
引用:不妊検査|杉山産婦人科
具体的には低温期と高温期の差が0.3℃以上あるのが望ましいと言われていますが、その点を踏まえて以下のセルフチェックポイントを確認していきましょう。
- 低温期の体温がおおむね36.2~36.℃で安定している
- 低温期と高温期の体温差がしっかりと確認できる
- 慢性的な冷え性ではない
仮に低温期の体温が36.2℃未満でも、高温期との差が0.3℃以上あれば妊活的には問題がありません。
ただし、慢性的な冷え性で体温も低い状態が続いていると「血行不良」によって子宮や卵巣に十分な血液や栄養が行き渡らなくなってしまいます。こうした状態を改善するために、最近では子宮温活を取り入れる女性もいます。

妊娠しやすい体質チェック③適切な体重管理・栄養バランス
これまでの研究により、女性は体重によって妊娠率・流産リスクが変わることが分かっています。
低体重状態では標準体重と比べて妊娠率・出生率の低下がみられ、低出生体重児・早産のリスクの増加との関係が示唆されています。
引用:京野アートクリニック高輪|BMI値が妊娠転帰に与える影響
肥満状態では妊娠率・出生率の低下、低出生体重児・早産・流産リスクの上昇など、ほぼ全ての結果で悪影響を及ぼしていることがわかりました。
痩せすぎ・肥満の女性は妊娠率が低下するため、できれば適正な体重を保つよう心掛けてみましょう。
- 体重が標準(BMI値:18.5〜25.0)の範囲にある
- 過度なダイエットをおこなっていない
- 妊活に必要な栄養素を十分に摂取している
なお、妊活においてはBMI値が「18.5~25.0」の範囲に収まる体重が適正体重とされています。
仮に身長165cm/体重55kgの場合は「55kg÷(1.65m×1.65m)=20.2(BMI)」になるということです。
とはいえ、体重を落とすために短期間で過度のダイエットをおこなうのはおすすめしません。急激に食事量を減らし、激しい運動をすると生理のリズムが乱れ、身体にも大きな負担が掛かります。
あくまで妊活に必要な栄養素を摂取しながら、適度なダイエットをおこないましょう。

妊娠しやすい体質チェック④妊活に適した生活リズム・生活習慣
妊娠のしやすさは生活リズムや生活習慣によっても変わってきます。以下の点をチェックして、自分の生活習慣で改善できるポイントを探してみましょう。
- 喫煙しない(または禁煙している)
- アルコールは週1〜2回・少量程度
- 栄養バランスの取れた食事を意識している
- 1日7~8時間の睡眠時間が確保できている
- 定期的に軽い運動(ウォーキングなど)をしている
まず、喫煙者は非喫煙者よりも妊娠率が低下し、流産リスクが上がることが分かっています。そのため、いま喫煙をしている場合は妊活・妊娠・出産・授乳期が終わるまで禁煙をしましょう。
また、妊活をする上では過度な飲酒も控えた方が良いので、アルコールは少量程度に留めてください。
栄養バランスに関しては、子宮や卵巣の状態を改善するためにタンパク質・鉄分・ビタミンEなどを中心にバランスの整った食生活を目指しましょう。(血液の元となる栄養素と血流改善に効果的な栄養素)
睡眠時間が7時間未満(毎日6時間、またはそれ以下)の場合は妊娠しにくくなるといった研究報告もあるので、できるだけ7~8時間の睡眠を確保することが求められます。

妊娠しやすい体質チェック⑤婦人科系疾患の有無・性感染症の罹患歴
婦人科系の疾患や性感染症の有無は、妊娠率に直接影響してくる部分です。子宮や卵巣に異常がある、ホルモンバランスが乱れていると受精や着床がしにくくなり、妊娠を妨げてしまいます。
- 子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣嚢腫などを指摘されたことがある
- 生理痛が年々強くなっている
- クラミジアなどの性感染症に罹ったことがある
- 婦人科検診・子宮がん検診を2年以上受けていない
子宮や卵巣の異常を指摘されたことがある女性は、現在の状態を調べるために一度婦人科で検査を受けましょう。仮に指摘されたことがない女性でも、生理痛が年々強くなっている場合は上記のような異常が原因かもしれません。
また、過去に性感染症の罹患歴がある女性は妊娠率が下がる可能性があります。クラミジアなどの性感染症を治療しないまま放置していた場合は、こちらもいまの状態を知るために検査を受けてください。

妊娠力や妊娠体質に関してよくある質問
ここでは妊娠力や妊娠体質に関してよくある質問に回答していきます。
自分が気になっている点をチェックしてみてください。
自分が不妊か知る方法は?
自分が不妊症かどうかを知りたい場合は医療機関を受診し、必要な検査を受けましょう。
具体的には血液検査、超音波検査、卵管造影検査、子宮鏡検査などを受けることで不妊の原因が分かります。
妊娠しにくい女性の特徴は?
当記事で紹介しているセルフチェックポイントから考えた場合、以下のような女性は妊娠しにくいと言えます。
- 生理のリズムが毎月バラバラ
- 低温期と高温期の体温に差がない
- 極端に痩せすぎ、または肥満体型
- 喫煙・飲酒の習慣があり睡眠不足が顕著
- 婦人科系・性感染症の検査を受けていない
ひとつでも該当している女性は、その部分の改善に努めてみてください。
妊娠しやすい女性の体型はある?
妊娠しやすい体型というのは明確に定義されていませんが、体重に関してはBMI値「18.5~25.0」が望ましいと考えられています。極端な痩せ型・肥満型の女性は適正な体重に戻すことを意識しましょう。
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妊娠出来るかセルフチェックして妊活の改善点を理解する

「自分が妊娠できる体質なのか知りたい」「どういった部分をセルフチェックすれば良い?」などの悩みや疑問を解消するために、妊活中に自分で確認すべきポイントを詳しく紹介してきました。
- セルフチェックポイントを参考にしながら改善点を見つけることが大切
- 妊活を始める上で直近1~2年の間に検診を受けていない場合は一度検査を受ける
- 生活習慣を見直すだけでも妊娠率を上げられる可能性がある
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