48歳で自然妊娠はほぼ不可能?経産婦なら妊娠できる?40代の妊娠確率を解説

48歳妊娠不可能

この記事では40代後半の女性が知りたい自然妊娠の確率や可能性について解説していきます。

また、高齢出産にあたる48歳での自然妊娠に関しては事前に知っておくべき注意点もありますので、そちらも研究データと共に詳しくまとめました。

48歳(40代後半)での自然妊娠について

◆自然妊娠できる可能性は極めて低い
◆流産率・ダウン症の発生率が高いことを知っておく
◆もちろん40代でも妊娠する女性はいる

40代後半での妊娠には様々なリスクが付きまといます。とはいえ、閉経していけなければ40代でも妊娠する可能性はありますので、色々な角度から妊活を進めていきましょう。

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目次

48歳での自然妊娠はほぼ不可能と言われる理由

まずは48歳での自然妊娠は難しい(=ほぼ不可能)と言われる理由を説明していきます。

40代後半の女性はしっかりと現状を把握し、妊娠できる確率が高い方法を探すことが重要となります。こちらの内容を参考にしながら、今後の妊活に役立ててみてください。

47歳~48歳くらいの女性が自然妊娠する確率は1~5%

先に結論から伝えますと、47~48歳くらいの女性が自然妊娠する確率は1~5%です。なお、これは1年を通してタイミング法を実践した場合の確率となります。

同じ年齢の女性が100人いたと仮定して、1年以内に自然妊娠する割合は1~5人ということです。

この数字を見ると、47~48歳の女性が自然妊娠を目指すのはなかなか困難な道であることが分かります。

年間妊娠率-厚労省HP
引用:厚生労働科学研究成果データベース|出産希望年齢と妊よう力知識の関連

上のグラフは避妊をせずに1年のあいだ妊活を続けた場合の年齢別・妊娠率を表しています。ご覧の通り、45歳以降では5%以下となり、50歳以上になるとほぼ0%になってしまいます。

こうしたデータを踏まえると、40代後半の女性が自然妊娠に恵まれる可能性は限りなく低いと言えます。

48歳ではすでに卵子の数が極端に減っている

卵子細胞の数・東邦大学
引用:東邦大学医療センターHP|卵の数はどのくらい?? -AMHについて-

47~48歳くらいの女性が妊娠しにくい理由としては、そもそも卵子の細胞が減少しているという点が挙げられます。

女性の体内にある卵子の元になる細胞の数は、生まれたときに決まっています。月経が始まってからは毎月1,000個程度の細胞が消費されていきますが、数が復元されることはありません。

当然、加齢と共に細胞自体の数が減るので、必然的に妊娠しづらくなります。なお、30代の時点で卵子となる細胞の数は2~3万個まで減り、40代後半ともなれば数千単位の細胞しか残っていません。

また、加齢により卵巣や子宮といった器官も衰えてきますので、さらに妊娠できる確率が減るということです。

48歳だと閉経が間近に迫っている

そもそも48歳だと閉経が間近に迫っているといった問題もあります。まだ卵子の細胞が残っている状態ではあるので「卵子凍結」といった選択肢もありますが、40代後半で卵子凍結をする方はほぼいません。

これは卵子の質がすでに低下しているため、卵子凍結をしても妊娠する可能性があまりないからです。

なお、採卵が推奨される年齢は40歳未満とされていますが、実際のところ41~43歳くらいまでがギリギリのラインと言えます。

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48歳(40代)の女性が自然妊娠する上で知っておきたい注意点

ここからは48歳(40代全般を含む)の女性が自然妊娠する上で知っておきたい注意点を解説していきます。

なかなか厳しい話になりますが、あらかじめ高齢出産のリスクを理解しておくことは重要なので、ぜひご覧ください。

流産率が高い

ART妊娠率・流産率
引用:公益社団法人 日本産科婦人科学会|体外受精・胚移植等の臨床実施成績(2021年)

こちらは生殖補助医療を受けた女性の年代別妊娠率・流産率を表したグラフです。

妊娠率が下がり、流産率が上がる分岐点となる年齢はだいたい38歳~40歳くらいとなっています。

また、40代後半になると流産率が50%を超えるところも覚えておきたいポイントです。

自然妊娠に限らず、生殖補助医療を受けたとしても流産率の割合は高いので、その点を踏まえた上で妊活に臨んでください。

流産を経験することで精神的にまいってしまう方も少なくありません。夫婦でよく話し合い、妊活を続けるかどうかを検討しましょう。

ダウン症の発症率が高い

40代後半で無事に着床・妊娠が成立し、安定期に入ったとしても気を付けるべき部分があります。

それは高齢出産の場合だと赤ちゃんがダウン症になる確率が高いという点です。

実際, 40歳で単胎妊娠の場合,児がダウン症候群となるリスク はおよそ1/100であり,これは20歳でのダウン症の発症リスク(1/1700)に比べて著しく高い。

引用:杏林大学医学部産科婦人科学|高齢妊娠に伴う諸問題

当然、子供を授かるのであれば健康的な状態で生まれてほしいという気持ちは皆さん同じです。

しかし、実際のところ高齢になるほど流産やダウン症の発症率は上がってしまいます。こうしたリスクもあらかじめ理解しておくべきポイントです。

生殖補助医療(人工授精)を受けたとしても成功確率が低い

40代後半になると、仮に生殖補助医療を受けたとしても成功する確率が高くありません。

生殖補助医療・生産分娩率
引用:東京都福祉局HP|いつか子供がほしいと思っているあなたへ

こちらは生殖補助医療を受けた場合の年齢別・妊娠率となりますが、ご覧の通り45歳以降だとほぼ1%に満たない確率です。

また、2022年からは体外受精や胚移植といった生殖補助医療が保険適用の対象となりましたが、こちらには年齢制限があります。

生殖補助医療の保険が適用されるのは43歳未満となっているため、40代後半だと全額自己負担となります。(43歳未満でも年齢によって回数制限が設けられている)

選択する治療内容によって費用は異なりますが、保険なしだと1回あたり10万円~20万円、場合によっては30万円を超えることも珍しくありません。

こうした生殖補助医療を継続するには金銭的負担も大きくなることを知っておいてください。

補足:生殖補助医療のステップ

検査・治療について|家庭庁
引用:こども家庭庁HP|検査・治療について

生殖補助医療は段階的に治療内容が変わっていきます。

年齢が若ければタイミング法によって自然妊娠を目指すことになりますが、40歳を超えるとだいたい人工授精・体外受精・顕微授精を選ぶことになります。

なお、1回あたりの顕微授精に掛かる費用は保険なしでだいたい10万円~15万円ほどです。それでも40代後半だと成功する確率が1~5%なので、金銭面を考慮した上で受けるかどうかを決めましょう。

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48歳で自然妊娠はほぼ不可能といわれることに対してよくある質問

ここでは48歳の自然妊娠の難しさに関してよくある質問に答えていきます。

40代女性でこれから妊活を始める方は、こちらの内容もぜひ参考にしてみてください。

47歳~48歳でも経産婦なら自然妊娠する確率は上がる?

すでに出産を経験している経産婦だと40代後半でも自然妊娠する確率が上がるといった情報を見聞きすることもありますが、実際のところは初産の方と確率は変わりません。

つまり、経産婦でも47歳~48歳であれば1年を通した妊娠確率は1~5%ほどになります。

そもそも「経産婦は妊娠しやすい」という話自体に裏付けするデータがありませんので、女性が妊娠する確率はあくまで年齢に比例するということを理解しておきましょう。

42歳~43歳なら自然妊娠で2人目を望める?

42歳~43歳という40代前半の年齢であれば、ギリギリ自然妊娠によって2人目が望める可能性はあります。

先ほども紹介した「1年間、避妊をせずに性行為を続けた場合の年代別・妊娠率」を参考にすると、40代前半の女性が自然妊娠する確率は約36%です。

年齢1年間での妊娠確率
20歳~24歳86%
25歳~29歳78%
30歳~34歳63%
35歳~39歳52%
40歳~44歳36%
45歳~49歳5%
参考:厚生労働科学研究成果データベース|出産希望年齢と妊よう力知識の関連

あくまで数字上の話となりますが、1年という期間であれば3人に1人は妊娠する可能性があるということなので、自然妊娠を目指しても問題ないと言えそうです。また、43歳未満であれば生殖補助医療の保険対象にもなります。

40歳(または40代)で自然妊娠した人は奇跡に近い?

40歳という年齢であれば自然妊娠する可能性は十分にありますので、奇跡とまでは言えないかもしれません。

さらに狭く絞り40代後半になると自然妊娠する確率はグッと下がってしまいますので、タイミング法の実践だけで自然妊娠するのは奇跡的なことと言えそうです。

とはいえ、当記事で紹介している確率はあくまで統計的なデータであり、個人の体質や努力によってパーセンテージは変わります。

例えば同じ45歳でも体重・食生活・生活習慣(飲酒・喫煙の有無など)が異なれば、自然妊娠する可能性も大きく変わってくるということです。

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48歳で自然妊娠を目指す女性はファンクショナルマッサージ治療室まで

ファンクショナルマッサージ治療室の特徴

48歳という年齢で自然妊娠を目指すのは簡単なことではありません。しかし、そんな40代女性の妊活をサポートしているのがファンクショナルマッサージ治療室です。

当院は40代の女性が多く通う不妊専門の鍼灸院です。過去には50歳を超えた方が妊娠した事例もありますので、妊娠しやすい体質に改善したい方はファンクショナルマッサージ治療室までお越しください。

ファンクショナルマッサージ治療室の基本情報

ファンクショナルマッサージ治療室トップ

ファンクショナルマッサージ治療室は東京・神奈川エリアに合計で9店舗を展開しています。

各院には多くの女性スタッフが在籍していますので、妊活にお悩みの女性がひとりでも気軽に通える環境が整っています。

ファンクショナルマッサージ治療室・茅ヶ崎院

不妊改善を目的とした鍼灸治療のほか、骨盤マッサージや妊娠しやすい身体づくりへのアドバイスもおこなっています。

「妊活中はどういった食生活が望ましいのか」「どういった運動ならしても大丈夫なのか」といった疑問を抱えている女性は、ぜひファンクショナルマッサージ治療室までご相談ください。

ファンクショナルマッサージ治療室の実績

ファンクショナルマッサージ治療室・年代別ご懐妊割合

ファンクショナルマッサージ治療室ではこれまでに6,000人以上の妊活女性をサポートしてきました。

過去における年間の妊娠率は約80%~90%と非常に高い数値を誇っていて、中には51歳でご懐妊された女性もいます。

鍼灸と妊娠率

海外の研究では鍼灸治療が妊娠率アップに役立つことが分かっています。これまでに様々な不妊治療を試みても良い結果が得られなかったという女性は、一度ファンクショナルマッサージ治療室の施術を体験してみてください。

>>ご卒業された患者様たちの声はこちら

ファンクショナルマッサージ治療室のオンライン妊活お悩み相談会

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ファンクショナルマッサージ治療室では通院できない女性、遠方に住んでいる女性のためにオンラインでの「妊活お悩み相談会」を実施しています。

オンライン妊活お悩み相談会とは
  • 専門の講師が妊活に役立つ最新情報をレクチャー
  • 参加費は完全無料(キャンセル料等もいっさいなし)
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日々、不妊の改善方法は研究している専門講師からの情報を聞けるだけでなく、気になる点を直接質問できるところが大きな特徴です。また、画像と音声は自分でオフにできますので、誰かに自分のことを知られる心配はありません。

参加するにあたって費用はいっさい掛かりませんので、この機会にぜひ予約をしてみてください。

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ファンクショナルマッサージ治療室・院長紹介

「48歳での自然妊娠はほぼ不可能なのか?」という疑問をテーマにしながら、40代女性が妊娠する確率や高齢出産のリスクなどを詳しく解説してきました。

この記事のまとめ
  • 48歳で自然妊娠する確率は1年を通して約1~5%
  • 生殖補助医療を受けても確率はほぼ変わらない
  • 40代での高齢出産にはリスクがある

40歳を超えての出産には色々なハードルがあります。そうした不利な条件をできるだけ改善するために様々な取り組みをおこなっているのがファンクショナルマッサージ治療室です。

当院では鍼灸施術やマッサージ、食生活へのアドバイスを通して妊娠しやすい身体づくりをサポートしています。自力で自然妊娠を叶えたい女性は、一度ファンクショナルマッサージ治療室までご相談ください。

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