~「摂る」より「使える身体」~
みなさんこんにちは。
【港区新橋駅】ファンクショナルマッサージ治療室 新橋汐留院です。
妊活を始めると、
「このサプリがいい」
「あの栄養素が大事」
そんな情報があふれていて、
結局、何を信じて何を摂ればいいのか分からなくなる
という方がとても多いように感じます。
また、
「鉄などのミネラルも大事と聞いて飲み始めた!」
でも、実際にご来院される方のお話を聞いていると、
- 鉄剤などミネラルを飲むと胃がムカムカする
- 便秘や下痢になってしまう
- 体に合っていない気がするけれど、やめていいのか分からない
- もうずっと飲んでいるけど、身体の変化を感じない
こうしたお悩みを抱えている方がとても多いのが現状です。
これは決して珍しいことではありません。
女性はもともと胃腸が繊細で、鉄などのミネラルを
実は「摂りにくい体質」の方が多いからです。
妊活中に、実はとても多い「頑張りすぎ」
私自身、女性として、そして妊活に向き合う方を日々サポートする鍼灸師として、
「頑張りすぎて心も身体も疲れてしまっている方」をたくさん見てきました。
そこで今回は、
最低限ここだけは押さえてほしい栄養素と考え方を、
私たち女性鍼灸師の臨床経験をもとにお伝えします。
妊活でまず意識してほしい2つの視点
妊活において、最低限意識してほしい栄養のポイントは、
- 子宮内膜の質を高めること
- 受精卵が順調に育つための細胞分化
この2つに深く関わる栄養素を、優先して考えていくことです。
ただし、ここでぜひ知っておいていただきたいのが、
「鉄などのミネラルは、摂ればいい栄養素ではない」
ということです。
鉄を摂ることで不調が出る理由
鉄剤や鉄サプリなどを飲むことで、
- 胃が荒れる
- 吐き気が出る
- 便秘・下痢になる
といった症状が出る方がいらっしゃいます。
これは、
- 胃腸の働きが弱っている
- 消化吸収力が落ちている
- 体がまだ鉄などを受け取れる状態にない
こうした状態で、無理に鉄を入れてしまうことが原因で起こります。
特に妊活中の女性は、
ストレス・冷え・ホルモンバランスの影響で、
知らず知らずのうちに胃腸が疲れているケースがとても多いのです。
栄養は「摂ること」より「使えること」が大切
臨床の現場では、
いきなり鉄などのミネラルを補うのではなく、
- 血流
- 胃腸の働き
- 自律神経の状態
こうした身体の土台を整えてからミネラルを考えることで、
体調を崩さずに妊活を進められる方が多くいらっしゃいます。
どんなに大切な栄養素でも、
身体が受け取れない状態では負担になってしまうのです。
そのため当院では、
「何を摂るか」以上に、
今、その栄養をちゃんと受け取れる身体かどうか
を大切にしています。
妊活の土台として意識したい基本の栄養素
妊活において大切な栄養素はたくさんありますが、
まず身体の土台として意識しておきたいのは、
【タンパク質・鉄・ビタミンC】
この3つです。
これらは、
- 子宮内膜の材料になる
- 受精卵が育つための環境を整える
といった点に深く関わっています。
ただし、妊活はこの3つだけで成り立つものではありません。
受精卵の成長に必要な栄養は「鉄だけ」ではありません
受精卵は、分割を繰り返しながら成長していきます。
この時、体の中では、
- 細胞分裂
- DNAの合成
- エネルギーづくり
といった、とても活発な働きが起こっています。
そのため実際には、
- タンパク質
- 亜鉛
- ビタミンB群(葉酸・B1・B2・B6・B12など)
といった栄養素も重要になります。
鉄ももちろん必要ですが、
「鉄が主役」というよりは、他の栄養素がしっかり働くための土台を支えてくれる存在
と考えていただくと分かりやすいかもしれません。
妊活で鉄が大切と言われる理由は、
妊娠中の貧血予防だけではない、ということですね。
次回は、
子宮内膜の質・炎症の視点、そして鍼灸で整える妊活の土台についてお話しします。

