不妊治療の病院を変えるタイミングや目安|転院時の主な理由や注意点は?

不妊治療病院変えるタイミング

この記事ではご覧のような疑問を解消するために「不妊治療中に病院を変えるタイミングや理由」を解説していきます。

不妊治療の病院を変える主な理由は良い結果が出ない・医師やスタッフとの相性が合わないなどです。

また、生殖補助医療のステップアップを検討する際、通っている病院やクリニックが体外受精に対応していない場合に転院を考える夫婦が多く見られます。

不妊治療にはいくつかのステップがあり、希望する治療内容によって選ぶべき病院やクリニックが変わってきます。治療内容ごとの評判や実績を確認することも重要です。

本文では不妊治療時の悩みを踏まえ病院を変える目安や病院を変えるときの注意点を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

不妊治療の病院を変えるタイミングや目安

まずは不妊治療中に病院を変えるタイミングや目安から見ていきましょう。

年齢的にできるだけ早く妊娠したい場合には、こちらを参考にして転院を検討してみてください。

生殖補助医療のステップアップを検討するとき

こども家庭庁・不妊治療ステップ
引用:こども家庭庁HP

不妊治療ではタイミング法から始まり、その成果を見ながら段々とステップアップしていく流れが一般的です。

年齢にもよりますが、タイミング法で半年~1年ほど妊活をおこない、良い結果が出ない場合には人工授精や体外受精を検討することになります。(最初から体外受精・顕微授精を希望するケースもある)

この際、病院やクリニックによってはタイミング法・人工授精までしか対応していないところもあります。

タイミング法や人工授精では妊娠が難しいと判断した場合には、主治医・病院に対して早めに転院を申し出て次の不妊治療に取り掛かりましょう。

なお、女性の年齢が30代後半や40歳以上のときは最初から高度な生殖補助医療(ART)を専門とする医療機関で不妊治療を開始した方が良いと言えます。

上記の理由としては「生殖補助医療に対して保険が適用されるのは43歳未満まで」という点が挙げられます。

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胚移植は成功したものの複数回にわたって流産してしまった

胚移植が成功して無事に着床しても、場合によっては流産してしまうケースがあります。複数回にわたって流産を経験すると女性側の精神的ストレスが高まるため、一度環境を変えた方が良いと言えます。

なお、流産の原因は人によってバラバラですが、詳細な検査が受けられる病院に転院するのもひとつの手です。

不妊治療・年齢別の流産率
引用:厚生労働省|「不妊に悩む方への特定治療支援事業等のあり方に関する検討会」報告書

ご覧のように不妊治療を受けている女性の流産率は年齢によって変動します。年齢が上がるごとに流産率も上昇するというのが一般的な考え方です。

40歳前後だと2~3回の胚移植で妊娠できるケースもあれば、繰り返し流産するケースもありますので、気負わずに不妊治療を受けるといったスタンスが大事です。

生殖補助医療の保険適用回数が終わったタイミング

生殖補助医療の保険適用回数が終わったタイミングで不妊治療の病院を変えるケースも多々あります。

現在のところ、生殖補助医療の費用に対し保険が適用されるのは6回または3回までとなっています。

不妊治療・助成対象
引用:厚生労働省HP|不妊治療に悩む夫婦向けリーフレット
不妊治療の保険適用条件
  • 40歳未満の女性は1子あたり「通算6回」まで
  • 40歳以上43歳未満の女性は1子あたり「通算3回」まで

保険が適用される間は高額な費用が掛かる体外受精を選択し、自費での不妊治療になってからステップダウンを検討するといった夫婦もいます。

この際に病院を変えることも少なくないので、転院するひとつの目安と言えるでしょう。

体力・精神的な問題で不妊治療のステップダウンをすることも珍しくありません。

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経済的に同じ治療を受け続けるのが困難な場合

前述の通り、不妊治療(生殖補助医療)の費用に対して保険が適用されるのは43歳未満までです。以降はすべて自費での負担となりますので、経済的な理由で同じ治療を受け続けるのが困難な場合は転院を余儀なくされます。

もちろん治療方法を変えてから妊娠するケースもありますので、できるだけ経済的な部分でのストレスを感じないようにしましょう。

妊活をしている女性の中には治療をやめてから自然妊娠する人もいます。以下の記事ではその点を詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

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不妊治療の病院を変える主な理由

ここでは妊活中の夫婦が不妊治療の病院を変える主な理由を紹介していきます。

それぞれの内容を詳しく説明していきますので、参考までにご覧ください。

同じ不妊治療を受け続けて結果が伴わない

体外受精や顕微授精といった高度な生殖補助医療を受けてもなかなか結果が伴わない場合は転院を考えるきっかけとなります。

というのも、こうした不妊治療では医師の経験や胚培養士の技術といった部分が妊娠率に影響を与えます。

胚培養士は、不妊治療技術の中核である体外受精や顕微授精など、生殖補助医療を行う医療技術者です。

引用:岐阜医療科学大学HP

胚培養士は医師の指導や指示のもと精子・卵子の受精操作をおこないますが、それぞれの経験や技術によって成功率も変わってくる可能性があるということです。

同じ不妊治療を受け続けていても成功する望みが薄いのでは…と不安に思っている中で治療を続けるのは精神的にも良くないため、転院を検討する目安として頭に入れておきましょう。

医師やスタッフとの相性が合わない

医師やスタッフとの相性が合わないというのも転院を考える理由のひとつです。

やはり不妊治療は「対人間とのやり取り」なので、どうしても相性が良い・相性が悪いといった差が出てきます。

ストレスを抱えながら治療を受け続けても時間や費用が無駄になる可能性がありますので「相性が合わないかもしれない…」と感じた場合には転院を考えましょう。

治療内容や治療方針を相談し、食い違いが出ている状態では治療を進めない方が良いとも言えます。

通院に掛かる時間や立地的な問題

評判が良い病院やクリニックを選んだとしても、通院に掛かる時間や立地的な問題で転院を考えざるを得ないケースもあります。

通院に往復2時間以上かかる、車がないと通えない、夫に送ってもらわないと通院ができないなどの理由によって転院することは珍しくありません。

後になってこうした問題で転院をするのはもったいないので、最初の段階で「通いやすいかどうか」をしっかり夫婦で話し合っておくことが大切です。

男性不妊治療に対応していない

不妊治療を続けていくうちに男性側に不妊原因があることが分かったというケースもありますが、この際に通っている病院・クリニックが男性不妊治療に対応していない場合は転院を考えることになります。

なお、様々な理由により男性不妊の検査を受けたいといったときに対応できる病院を最初から選んでおくというのも重要です。

最近では男性側の不妊原因に関する研究も進んでいますので、女性と男性の両方に対応した不妊治療機関を探しましょう。

男性不妊については精密検査を受けないと判明しないことも多いので、あらかじめ詳しい検査を受けてから不妊治療に臨んでみてください。

不妊治療の病院を変える際の注意点

ここからは不妊治療の病院を変える際の注意点を説明していきます。

いきなり病院を変えるのは様々な面において良くありませんので、転院する上で知っておくべきことを把握しておきましょう。

転院先で新たに検査が必要かを問い合わせる

不妊治療の病院を変えるときは、あらかじめ転院先の病院で新たに検査が必要かを問い合わせておきましょう。

すでに受けている検査を重複して受けると時間的・経済的にも余計な負担が生じてしまいます。

なお、もともと通っていた医療機関から紹介された病院であれば、治療内容や検査結果を共有してもらえるかもしれません。

希望する治療内容に対応しているかを確認する

まったく新しい病院を探す場合には自身が希望する治療内容に対応しているかをしっかり確認しておきましょう。

また、これまでの実績や評判を調べておくことも重要です。評判が良い病院であれば100%妊娠できるというわけではありませんが、少しでも確率を上げるためにも実績をチェックしてみてください。

過去の治療歴を転院先の医師に伝える

通っていた病院からの紹介状がない場合は、転院先の医師に過去の治療歴をちゃんと伝えましょう。これまでに試してみて効果がなかった治療を再度受けることになると時間や費用が無駄になってしまいます。

また、保険を適用する際は生殖補助医療を受けた回数も伝えておかなければなりません。

生殖補助医療に対する保険適用は通算で数えられるため、転院しても回数はリセットされません。

補足:不妊治療をやめる時に病院に言うこと

不妊治療をやめる場合は、通っている病院・医師に対してその旨を伝えましょう。

あらかじめ「今回の不妊治療で最後にします」と伝えておけば、その後の対応もスムーズになります。

また、通っている病院での治療を最後にして、別の病院を探す場合には「これまでの治療内容・結果」などをまとめた紹介状を書いてもらいましょう。

仮に不妊治療を継続しない場合でも、治療内容や結果をまとめたデータを持っておくと、不妊治療を再開するときに役立ちます。

不妊治療の病院を変えるタイミングに迷ったら|ファンクショナルマッサージ治療室

ファンクショナルマッサージ治療室の特徴

不妊治療の病院を変えるタイミングに迷っている方は、一度ファンクショナルマッサージ治療室までお越しください。

当院は様々な医療機関と提携しながら不妊改善を目指している鍼灸院です。妊娠しやすい身体づくりに役立つ鍼灸施術や骨盤マッサージのほか、不妊治療のステップアップ時期やその方に合った不妊改善方法などのアドバイスもおこなっています。

ファンクショナルマッサージ治療室の基本情報

ファンクショナルマッサージ治療室トップ

ファンクショナルマッサージ治療室は東京・神奈川エリアに合計で9店舗を展開しています。

各院には多くの女性スタッフが在籍していますので、妊活にお悩みの女性がひとりでも気軽に通える環境が整っています。

ファンクショナルマッサージ治療室・茅ヶ崎院

不妊改善を目的とした鍼灸治療のほか、骨盤マッサージや妊娠しやすい身体づくりへのアドバイスもおこなっています。

「妊活中はどういった食生活が望ましいのか」「どういった運動ならしても大丈夫なのか」といった疑問を抱えている女性は、ぜひファンクショナルマッサージ治療室までご相談ください。

ファンクショナルマッサージ治療室の実績

ファンクショナルマッサージ治療室・年代別ご懐妊割合

ファンクショナルマッサージ治療室ではこれまでに6,000人以上の妊活女性をサポートしてきました。

過去における年間の妊娠率は約80%~90%と非常に高い数値を誇っていて、中には51歳でご懐妊された女性もいます。

鍼灸と妊娠率

海外の研究では鍼灸治療が妊娠率アップに役立つことが分かっています。これまでに様々な不妊治療を試みても良い結果が得られなかったという女性は、一度ファンクショナルマッサージ治療室の施術を体験してみてください。

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不妊治療の病院を変えると良い結果が出ることもある|転院先の情報をしっかりチェック

ファンクショナルマッサージ治療室・院長紹介

「不妊治療の病院を変えるタイミングを知りたい…」と悩んでいる妊活女性に向けて、転院する際の主な理由やきっかけについて詳しく説明してきました。

この記事のまとめ
  • 同じ不妊治療を受け続けて良い結果が出ない場合は転院を考える
  • 不妊治療のステップアップ・ステップダウンのタイミングで病院を変えることもある
  • 転院する際は通っていた病院で紹介状を書いてもらうこと

不妊治療の病院を変えると良い結果が出ることもありますので、夫婦で話し合って転院のタイミングや転院先を決めましょう。

なかなか転院のきっかけが掴めない、どこに転院すれば良いか分からないといった場合はファンクショナルマッサージ治療室までご相談ください。

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