子宮内膜を厚くする足ツボやお腹のツボ5選|妊活中に知っておきたいマッサージ【画像で解説】

子宮内膜を厚くするツボ

子宮内膜の厚さは妊活を成功させるために重要なポイントです。しかし、女性の中には体調や体質的に子宮内膜が正常の厚みになりにくい方もいます。

この記事では、子宮内膜を厚くしたい女性に向けて妊活中におすすめの足ツボやお腹のツボを詳しくまとめました。

子宮内膜の改善には血流・ホルモンバランス・栄養素の3つが関わってきます。ツボ押しは血流改善に効果的な方法のひとつです。

また、本文では生理周期ごとのツボ押しや子宮内膜を厚くする過ごし方なども解説しています。なかなか妊活が上手く進まず悩んでいる女性は、ぜひこちらの内容を参考にしてみてください。

妊娠体質を無料相談
目次

子宮内膜を厚くするために知っておきたい3つのポイント

子宮内膜の厚みは妊娠率に影響を与える一因と考えられています。子宮内膜が一定以上の厚みにならないと妊娠率が下がるとされていますが、その基準となる厚みは「約8mm」です。

当院での IVF-ET 症例における HCG 投与日の子宮内膜の厚さと妊娠率の検討では,8mm 未満での妊娠率は5.9%であったのに対し,8mm 以上では22.4%であり,8mm 未満で有意に低い妊娠率を示した.

引用:日本産婦人科学会雑誌|不妊治療の問題点(難治性不妊症)とその対策

妊娠しやすい子宮内膜の厚さは平均8mm~12mm(10mm前後)とされています。仮に子宮内膜の厚みが検査により「8mm未満」と診断された女性は、以下の点を改善してみましょう。

子宮内膜を厚くする3つのポイント
  • 血流改善
  • 摂取する栄養素
  • ホルモンバランス

子宮内膜を厚くするためにもっとも重要なポイントは血流です。子宮に十分な血液が送られていないと内膜の成長が滞ってしまいます。

また、血液のもとになる栄養素をしっかり摂ることも大切です。タンパク質・鉄分・ビタミンBなどが血液を構成する栄養素となりますので、普段から意識的に摂取しましょう。

なお、子宮内膜は主にエストロゲン(卵胞ホルモン)の働きによって育ちます。このホルモンがしっかり分泌されるように「十分な睡眠時間を確保する」「ストレスを溜め込まないようにする」といった部分も気にしておきましょう。

適度な運動による血流改善、必要な栄養素の摂取、規則正しいライフスタイルを心掛けることで子宮内膜にも良い影響を与えられます。

※血流改善には子宮温活・ストレッチ・ウォーキングなどがおすすめです。

あわせて読みたい
子宮温活とは?やり方やおすすめグッズを紹介|妊活で知っておきたい基礎知識 そもそも子宮温活とは? 子宮温活のやり方や方法は? 子宮温活におすすめのグッズは? 子宮温活は妊娠しやすい身体づくりに役立つ方法のひとつで、妊活をおこなっている...
あわせて読みたい
【妊活におすすめ】着床率を上げるストレッチ|卵巣への血流改善・子宮内膜を厚くする運動や考え方 妊活中におすすめのストレッチは? 着床率を上げるストレッチはある? ストレッチ以外に着床率を上げる方法は? この記事ではご覧のような疑問を解消するために妊活中の...

子宮内膜を厚くする足ツボやお腹のツボ5選|押す場所が分かる画像付き

ツボ押しは、子宮内膜を厚くする要素のひとつ「血流改善」に良い影響を与えます。

ここでは妊活中の女性におすすめのツボ・位置・効果などをまとめましたので、ぜひご覧ください。

三陰交(さんいんこう)

三陰交
三陰交(さんいんこう)

「三陰交(さんいんこう)」は子宮や卵巣への血流改善、乱れたホルモンバランスの改善などに効果的なツボです。

婦人科系においては万能なツボとして知られていて、妊活中にマッサージをすることで血の巡りを良くしてくれます。

三陰交の場所は内くるぶしの上側(指4本分)にありますが、あまり強く押すのは良くないため、適度な強さでツボを刺激しましょう。

妊娠の可能性がある着床期には三陰交を刺激しないようにしてください。(マッサージするのは主に排卵前の低温期)

太谿(たいけい)

太谿
太谿(たいけい)

「太谿(たいけい)」は三陰交と並んで妊活中に役立つツボです。

太谿には腎機能の改善といった効果が期待され、これにより子宮内膜の増殖に必要なエストロゲンの分泌を促してくれます。

また、太谿は冷えの緩和やストレスの軽減にも効果的なツボです。自律神経を整え、冷えを予防してくれる効果が期待できます。

以下の動画ではツボ押しの効果や太谿の場所について解説していますので、合わせてご覧になってみてください。

足三里(あしさんり)

足三里
足三里(あしさんり)

「足三里(あしさんり)」は消化器系の機能改善に効果的とされるツボです。

膝の皿の外側から指4本分下の位置にあり、刺激することで血行改善にも役立ちます。

足三里は場所的にも脚から下半身への血行に影響を与える部分です。ツボ押しだけでなくお灸・温活などによって血流を促すと、下半身(子宮)への血行が良くなります。

太衝(たいしょう)

太衝
太衝(たいしょう)

「太衝(たいしょう)」はストレス緩和や自律神経の調整に役立つツボです。

自律神経が整うとホルモンバランスの乱れが改善され、子宮内膜を成長させるエストロゲンの分泌に良い影響を与えます。

なお、太衝は足の親指と人差し指の骨が交わる部分にありますので、比較的お灸がしやすい場所と言えます。

太衝には肝機能向上といった効果も期待できます。

関元(かんげん) ・気海(きかい)

関元
関元(かんげん)
気海
気海(きかい)

「関元(かんげん)」と「気海(きかい)」はどちらもおへその下にあるツボです。関元はおへそから指3~4本分下、気海は指2本分下に位置しています。

関元には子宮を温め、冷え改善・生理痛の緩和などの効果があるとされています。気海も同様に冷え改善の効果があり、なおかつホルモンバランスの調整に役立つツボのひとつです。

関元と気海は子宮に近い位置にあるツボなので、心配な場合は専門家に話を聞いてからマッサージやお灸をするようにしましょう。

あわせて読みたい
着床しやすくするツボ|妊活女性が知っておきたいお灸やマッサージの効果【動画で解説】 着床しやすくするツボはある? お灸やマッサージが妊活に与える効果は? 着床時期に足つぼを押しても大丈夫? 当記事ではご覧のような疑問を解消すべく、妊活に効果的な...

妊活中にマッサージ|生理周期ごとのツボや効果

妊活中にツボをマッサージする場合は、生理周期ごとに押して良いツボ・押さない方が良いツボを把握しておくことが重要です。

特に「排卵~着床時期」にかけては無闇にツボ押しをしないようにしましょう。また、妊娠の可能性がある場合は一旦ツボへの刺激を控えてください。

生理の周期(日数)押すツボや過ごし方
生理期(経血期)・月経1〜5日目
・血液の巡りを良くして滞りを解消する
・押すツボは三陰交、合谷など(三陰交は刺激しすぎない)
※お腹を冷やさないことが大事
卵胞期(低温期)・月経後〜排卵前
・子宮内膜を厚くする時期で卵子の成長もサポートする
・押すツボは三陰交、太衝、足三里、関元、気海、合谷など
できるだけお腹と足を温めて血流を促すことが大事
※血液の元となる鉄分、血流を良くするビタミンEを摂取
排卵期・排卵2日前~排卵日
・卵子の排出を促し、子宮への血流を維持する
・押すツボは三陰交、太衝、関元など(ツボ押しをするなら軽めに)
※ストレスをなくし排卵が遅れないようにする
黄体期(高温期)・排卵後〜次の生理開始まで
・次の生理までに着床しやすい環境を整える
・押すツボは関元、気海など(妊娠の可能性がある場合はNG
※強い刺激やツボ押しは控えるようにする

妊活中にツボ押しが推奨される時期は生理の期間と卵胞期(低温期)です。この時期は妊娠している可能性がゼロなので、妊活に大きな悪影響を与えません。

なお、上の表に記載している「合谷(ごうこく)」は手のツボです。以下の動画で簡単に解説していますので、合わせてご覧ください。

不妊改善のため足裏マッサージや子宮マッサージをする際の注意点

不妊改善を目的として足裏マッサージや子宮周りのマッサージをする場合は、以下の点に注意しましょう。

  • 強すぎるツボ押し、熱すぎるお灸は逆効果になりかねない
  • 極端な冷え性の方、貧血気味の方はツボ押しだけでなく別の方法でも改善を図ること
  • 排卵日~排卵後は妊娠の可能性があるためツボへの刺激より身体を温めることが大事

ツボ押しは手軽にできる分、ついつい頼ってしまいがちですが、あまり強く押しすぎるのは逆効果です。(熱いお灸も同様)

極端な冷え性や貧血気味の体質を改善したい場合には食生活の見直しや適度な運動も取り入れましょう。

なお、妊活においてはツボ押しNGの場所や時期もあります。以下の記事ではその点を詳しく解説していますので、合わせて参考にしてみてください。(着床時期~妊娠中は三陰交・太谿・合谷のツボ押しを控えるなど)

あわせて読みたい
妊活中~妊娠中に押してはいけないツボはどこ?【マッサージしてはダメな場所は3つ】 妊活中~妊娠中に押してはいけないツボはある? 妊活に役立つツボ押しやマッサージとは? 妊娠初期に三陰交を押してしまったらどうすれば良い? この記事ではご覧のよう...

子宮内膜を厚くするツボに関してよくある質問

ここでは子宮内膜を厚くするツボに関してよくある質問に答えていきます。

自分が疑問に感じている部分を確認してみてください。

卵子の質を上げるツボや卵管の通りを良くするツボはある?

卵子の質や卵管の通りに関わってくるのは「血流」です。そのため、血流を改善する三陰交・足三里といったツボが有効的と考えられます。

実際に足ツボマッサージで妊娠した人はいる?

足ツボマッサージが直接的に影響して妊娠したかどうかは判断が付きません。ただし、ツボに刺激を与える鍼灸治療によって妊娠率が上がったというデータはあります。

なお、着床期~妊娠初期の段階では足ツボマッサージを控えるようにしましょう。(ツボの場所によっては子宮の収縮作用があるため)

お灸で妊活する場合に子宝スポットと呼ばれるツボは?

妊活女性に「子宝スポット」として知られるツボは主に三陰交と関元です。どちらも婦人科系の悩みに効くツボであり、妊活に役立つツボとなっています。

神門は妊娠が分かるツボ?

神門
神門(しんもん)

「神門(しんもん)」は手首を自分に向けたとき、手首の中心から外側に少し離れた位置にあるツボです。主にメンタルを安定させる作用が期待できるツボとして知られています。

神門は手首にあるツボなので、脈拍を感じやすいといった特徴があります。

東洋医学の観点では、妊娠すると脈拍が分かりやすくなると考えられていて、そこから神門=妊娠が分かるツボと解釈されているようです。

着床時期に足ツボマッサージにいくのは控えるべき?

妊娠しているかどうかが不明確な着床時期は、子宮の動きや子宮への血流に影響を与える足ツボマッサージは控えた方が良いと言えます。なお、妊娠が分かった後も安定期に入るまでは足つぼマッサージを避けましょう。

子宮内膜を厚くするツボを知りたい方はファンクショナルマッサージ治療室まで

ファンクショナルマッサージ治療室の特徴

妊活の一環として子宮内膜を厚くするツボを知りたい方はファンクショナルマッサージ治療室までお越しください。

当院は不妊改善を目的とした鍼灸院であり、東洋医学と西洋医学の両方の観点から妊活のサポートをおこなっています。

ファンクショナルマッサージ治療室の基本情報

ファンクショナルマッサージ治療室トップ

ファンクショナルマッサージ治療室は東京・神奈川エリアに合計で9店舗を展開しています。

各院には多くの女性スタッフが在籍していますので、妊活にお悩みの女性がひとりでも気軽に通える環境が整っています。

ファンクショナルマッサージ治療室・茅ヶ崎院

不妊改善を目的とした鍼灸治療のほか、骨盤マッサージや妊娠しやすい身体づくりへのアドバイスもおこなっています。

「妊活中はどういった食生活が望ましいのか」「どういった運動ならしても大丈夫なのか」といった疑問を抱えている女性は、ぜひファンクショナルマッサージ治療室までご相談ください。

ファンクショナルマッサージ治療室の実績

ファンクショナルマッサージ治療室・年代別ご懐妊割合

ファンクショナルマッサージ治療室ではこれまでに6,000人以上の妊活女性をサポートしてきました。

過去における年間の妊娠率は約80%~90%と非常に高い数値を誇っていて、中には51歳でご懐妊された女性もいます。

鍼灸と妊娠率

海外の研究では鍼灸治療が妊娠率アップに役立つことが分かっています。これまでに様々な不妊治療を試みても良い結果が得られなかったという女性は、一度ファンクショナルマッサージ治療室の施術を体験してみてください。

>>ご卒業された患者様たちの声はこちら

ファンクショナルマッサージ治療室のオンライン妊活お悩み相談会

オンライン相談会トップ画像

ファンクショナルマッサージ治療室では通院できない女性、遠方に住んでいる女性のためにオンラインでの「妊活お悩み相談会」を実施しています。

オンライン妊活お悩み相談会とは
  • 専門の講師が妊活に役立つ最新情報をレクチャー
  • 参加費は完全無料(キャンセル料等もいっさいなし)
  • ライブチャット機能で気になる点を質問できる
  • 顔出し・声出しが不要なので安心
  • 予約方法はLINE友だち登録から

日々、不妊の改善方法は研究している専門講師からの情報を聞けるだけでなく、気になる点を直接質問できるところが大きな特徴です。また、画像と音声は自分でオフにできますので、誰かに自分のことを知られる心配はありません。

参加するにあたって費用はいっさい掛かりませんので、この機会にぜひ予約をしてみてください。

子宮内膜を厚くしたい場合は正しいツボの位置を知って妊活に役立てる

ファンクショナルマッサージ治療室・院長紹介

「子宮内膜を厚くするツボを知りたい」といった女性に向けて、妊活に役立つツボの位置・効果などを紹介してきました。

この記事のまとめ
  • 子宮内膜を厚くする要素は血流改善・適切な栄養摂取・ホルモンバランス調整の3つ
  • ツボ押しは血流改善に効果的な方法
  • 妊活女性におすすめするツボは三陰交・太谿・足三里・太衝・関元・気海など

ツボ押しは誰でも簡単に試せる方法ですが、正しい位置を知ることが重要です。

ファンクショナルマッサージ治療室では妊活に役立つツボを解説しながら、適切な指圧方法やお灸の仕方もアドバイスしています。子宮内膜を厚くするためにツボ押しを学んでみたい方は、ぜひ当院まで足を運んでみてください。

妊娠体質を無料相談
目次