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不妊症の基礎知識

基本の月経周期について

女性は男性と違って一定の周期的変化があります。
これは受精・妊娠のための周期的な準備といえます。
理想的な周期は28日ですが、個人差があり、25日から35日内なら正常といえます。
24日以内であれば「頻発月経」といって卵胞の成長が十分でない可能性があり、
39日以上であれば「稀発月経」といって排卵のトラブルがある可能性があります。

卵巣周期とは?

月経の初日を一日目として、約14日までを卵胞期、または増殖期といい、排卵までの時期をいいます。
15日から月経の前日までを黄体期、または分泌期といい、体温を上げ、着床の準備をする時期をいいます。

ヒトでは出生時にすでに左右の卵巣の膜の下に決まった数のたくさんの原始細胞があり、それぞれの原始細胞には一個のまだ小さい卵子を含んでいます。
月経周期のはじめに複数の原始細胞が大きくなり始めますが、6日目頃にそのうち一個の卵胞のみが
成長をはじめ、大きくなります。他の卵胞は退化して閉鎖細胞と言って消えてしまいます。
成熟した卵胞は14日目頃に破れて卵子を排出、腹腔内に放出されます。
これが排卵で、卵管の先端にあるふさ状のもので拾い上げられ、子宮へと運ばれます。
排卵によって破裂した卵胞はすぐに血液で満たされ、その時にわずかな出血が腹腔を刺激して
一過性に下腹部に痛みを引き起こすことがあります。(排卵痛)
その後、固まった血液に代わって黄色い脂質に富む黄体細胞となり、高温期に入るためのホルモンを分泌する黄体を形成します。
妊娠すると黄体は存続し、月経がくると停止します。
黄体はそのうちに退化し、白体と呼ばれる組織に変わります。

卵子の数

ヒトは出生後に新しく卵子は形成されません。
胎児の発育中に両側の卵巣を合わせて700万個以上の原始細胞が存在しますが、出生前にその多くは発育を停止、または消失します。
出生時には200万個の卵子になりますが、半分は発育停止状態で、残り100万個は成人になる過程でどんどん減り、思春期には30万個以下になりますが、それでも女性の生涯の生殖機能を支えるには十分すぎるほどの数があります。生殖可能期間の間に成熟して卵子となるのは、30万個のうちごくわずかです。何万個もの原始細胞は成熟することなく退化していきます。全期間を通して排卵される卵子はわずか400個程度です。退化は閉経前の10?15年間に急速に進行し、閉経期にはすべての原始細胞がなくなります。

子宮内膜周期

子宮内膜は成熟しつつある卵胞から分泌されるホルモンの、エストロゲンの作用により、5日目から14目にかけて増殖します。
排卵後は黄体から分泌される、エストロゲンとプロゲステロンの作用により、血管が密になり
やや浮腫様になります。子宮内膜は2つの動脈から血流を受けます。月経の時に脱落する表層にある、らせん動脈、脱落の起こらない深部には基底動脈があります。
妊娠がない場合は次の月経の始まる4日前頃から黄体は退化し始め、ホルモンによる子宮内膜の
維持ができなくなり、子宮内膜は薄くなります。
すると、らせん動脈から子宮内膜に点々と必要でなくなった血管の壊死した層が浮かび、それらが融合して月経出血をおこします。

いつ排卵?タイミングの統計

通常卵胞期は体温が低く、排卵を境に黄体期は体温が高い。
低温期は36.4℃~36.5℃が理想的ですが、36.2℃から36.3までは正常です。
高温期は36.7~37℃が理想です。
差が0.3から0.5℃あるのが望ましいです。温度差が0.3以下の場合は黄体ホルモンの
分泌が少ない可能性があります。体温の上昇は排卵後1~2日後に始まりますが、3日以内ではれば正常です。

月経周期の中間の時期に脳からの指令で黄体形成ホルモン(LH)による排卵性多量放出(LHサージ)がおこり、約9時間後に排卵します。
卵胞から放出された卵子は約72時間生きていますが、受精可能なのはもっと短い時間です。
統計によると、
排卵当日の性交で36%の妊娠が成功。
排卵の1から2日前の性交で36%成功。
排卵の3から5日前に性交で8%成功。
排卵を過ぎてからの性交では0
もっとも妊娠しやすい時期は排卵の48時間前ということになります。

子宮や卵巣への血液循環

腹部にある下大動脈から枝分かれして子宮に血管が通ります。
質の良い卵子、子宮内膜を作るために、たくさんの血管が通り、必要な栄養分を運んでいます。
卵子を育てる卵巣のパワーは血流量で決まるといわれていますし、
着床に必要な質のよい子宮内膜の増殖にはたくさんの血液が必要です。
体温の調節を促したり、排卵を起こさせたりするホルモンも、血流にのって各臓器に送られます。
通常なんの問題もなければ、栄養分は各臓器に送られますが、
血流に何等かの支障がでると、どれだけホルモンの伝達がよくて分泌されても、臓器には満足に届きません。
こんな方は要注意です。
腰痛・冷え性・骨盤の動きが悪い・ストレスが多いなど。
思いあたることがあれば、骨盤内に正常に血液やホルモンが届いていない可能性があります。

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